中国史を語る(始皇帝⑨)
お久しぶりの中国史です~。
2023年の8月から書いてなかった。。。(笑)
不老不死の薬
皇帝まで上り詰めると、次に欲しくなるものは、なんでしょうか。。
一生、このまま国を支配したい欲望。
死にたくない。
そう。不老不死。
エジプトでもピラミッドを作って復活するよう願いを込めてミイラにしたりしましたが
嬴政も死を恐れるようになってきました。
前212年(始皇35年)
嬴政は丞相・李斯に漏らした側近取り調べもなく殺します。
諸生460人を穴埋めにしたり、嬴政の残虐性がうかがえます。
そんなことをしたりした嬴政でしたが、ある時、方士と出会い、
不老不死の薬を探すようになります。
方士達は、その薬をなかなか見つけることが出来ず、嬴政に責められます。
そのなかの一人の方士が嬴政に言いました。
真人になるべきだ。と。
嬴政は、仙薬を入手できない方士たちが陰で自分の悪口を言ってることに怒りを覚える。
史記では、術士を穴埋めにした、と書かれていたのですが、
後漢時代になると、諸生が生き埋めにされたと変わっていたそうです。
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さて、真人とは、なんぞや?
ですが、
真人は水に入水しても濡れず、
火に入っても熱くならず、
霊気をしのぎ天地のように長い時間、共有できる者。
とされました。。。
そんなアホな~。。ですが
真人になるためには身を隠さねばならなかったそうです。
方士が、なかなか命じられた薬を探せず、苦肉の策だったのではないでしょうか?
見つけられなかったら殺されると思った方士の出まかせかもしれませんね。