三国志を語る(20)

今月2つ目の三国志記事~お待たせしました!(誰も待ってはいない。。)





もう少し記事数を増やしたいんですけど三国志記事や中国史、書くの



時間がかかるんですよね。。。



書いてるのは楽しいんですけども。



さて!前回は曹操の話でしたが今回は曹操の書いた「詩」



前のブログで「苦寒行」を書きましたが、今回は


善哉行ぜんざいこうを書こうとおもいます~。





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善哉行ぜんざいこう




いたわしいのは幸薄き我が身。



早くから貧しく父を失う目にあった。



三たび家を移した孟母の教えもないうえに、



孔子の子のように庭をよぎって父の教えを受けることもなかった。



はらわらたを抜かれ肌を引き裂かれる貧しさ。



頼るべき父をひたすら思った。



ささやかな志を抱いても、こんな時世に実現できるはずもなかった。



貧窮に甘んじる者はいつまでも貧しいまま。



嘆きの涙は雨のように降り注ぐ。



泣き続ける。ああ、なんたる悲しさ。



生きるすべを探しても見つからない。



わたしは青空に願う。



琅邪ろうやの山が左に傾いてほしいと。



もとより忠誠を尽くしたいと願っていたから、



主君がかの楚の国から帰るのは嬉しい。



喜ばしくても今もなお嘆きは続く。



胸の思いは語りえない。



立派な行為は天が人に教えたもの。



しかし為残しのこしたことがないではないと誰が知ろう。




わたしの願いはいつになったら叶えられよう。



この嘆きもまた取り除けがたい。



今わたしはなんとか光に照らされないものか。



胸に含む愁いうれいは雨にも及ばず



止む時はない。




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さすが三曹(曹操・曹丕・曹植)の曹操が書いた詩ですよね。



今、この現代でこの詩を読んでも、じ~んと胸を打ちますね。



三国志を語る(17・18)に曹丕様の詩「短歌行」を書きました。



曹丕様が父、曹操を亡くしたときに書いた詩です。



こちらは「日本語訳」













親子だなぁ。。。と、読んでて思います。



曹操は橋玄に「奸雄」と言われ、我が意を得たり!と喜んだそうです。



奸雄は褒め言葉ではないのですが、曹操はこれ以降、勉学に励みます。



曹操の知力・行動力などに惹かれて集まった、荀彧たち多くの知識人が傘下に入りました。





次回、「善哉行」を書いたらまた「中国史」始皇帝に戻ろうかと思います~。




つい最近、始皇帝のドラマが終わりましたね。78話の超大作!


面白かった~。



そして今、見てるのが「斉」と「周」の蘭陵王



これ、むっちゃ面白いです~。





独孤 伽羅どっこ・からが出てくるドラマ、




宇文邕うぶんよう



が出てくるんです。史実に基づいてるのかな。



中国の歴史大好きなので面白いです♡